【転覆病】岩塩で簡単療法!!コリドラス・ステルバイが転覆病に!?
コリドラス・ステルバイの泳ぎ方に異変!!
以前お迎えしたコリドラス・ステルバイ。3匹のうち1匹に泳ぎ方に異変を感じていました。普通は低床の上を泳ぐのですがこの子だけは水面へと向かって泳いでいるのです。最初は水面に浮遊しているエサを食べる事を覚えたのかっと思っていたのですが潜っていく姿がかなり辛そうな泳ぎ方をしています。その後泳ぎに力がなくなると水面へと浮上。明らかにおかしいです。そこで色々調べてみました。
ひょっとして転覆病?
この症状に一致すると思われる病名が判明しました。転覆病です。転覆病はお腹の中の浮き袋と言う臓器に異常な空気が入ってしまいしかも自分で調整する事ができなくなってしまっている病気です。また、消化不良を起こし体内でガスが発生。それにより浮力の方が上回り身体が浮上してしまう病気です。
転覆病の治療
消化不良を起こしている可能性も大きいのでとりあえず絶食させるこにとしました。1.2ℓ容量のサテライトを設置して隔離します。本来はきちんとした隔離をおすすめします。サテライトは水槽の飼育水を補充してサテライトが満水になると自然と水槽へと戻る仕組みとなっていますのでご注意を…そのサテライトに飼育水を供給し転覆病のステルバイを移しました。
岩塩を投入し塩浴療法
まずは塩浴療法を行う事にしました。生体の浸透圧の差をなくすために無難と言われている塩分濃度0.5%で塩浴を行います。浸透圧とは生体の体内の塩分濃度と飼育水の塩分濃度の差を意味します。我が家ではミネラル分が豊富な岩塩を利用しています。その岩塩をサテライト1ℓとして0.5%を投入。すなわち水1ℓの重さが1000gなので岩塩の投入量は1000g×0.005=5gとなります。ちなみに%の変換はご存知ですよね?100%は1ですからね。10%なら1の1/10で0.1になります。0.5%だったら0.005となります。と言うわけで計算すると5gとなりましたので5gの岩塩をサテライトへ投入。ここでも注意が必要です。塩分濃度を急激にあげることは生体にとって身体の負担が大きく影響致します。よって様子を伺いながら少しずつ塩分濃度を上げていきましょう。今回は検証も兼ねてダイレクトに岩塩5gを一気に入れました。
そして3日後
塩浴させてからはしばらく水面に浮上しパクパクしていました。潜って低床の砂をモフモフしてもすぐに浮上が続いていましたがようやく低床で本来のコリドラスらしい姿で休んでいます。かなり落ち着いたような感じが致します。そこでエサを与えてみることにしました。
フレーク状のテトラミンを与える
熱帯魚の主食であるフレーク状のテトラミンを与えてみると底に沈んだエサを元気よく本来のコリドラスのように食べ始めました。以前のように浮上する行為は見られませんでした。エサは少しずつ与えしばらくの間もう少しサテライトで様子を伺います。
塩浴から5日目
サテライト内も汚れてきたので綺麗にリセット。ステルバイの調子もよく順調です。念の為岩塩を5g投入。この状態でもうしばらく様子を見る事に…
さらに5日後
塩浴から10日経過しました。ステルバイも塩浴治療の前のように浮き上がるようなことがなくなりました。自力で水面へ向かうような感じです。低床付近でも自然に這うような感じで本来のコリドラスのような動きを見せるようになりました。コリドラス用のペレットタイプのエサもよく食べるようになりました。
メイン水槽へ移動
転覆病らしき症状が見られなくなったので水槽の方へ移してあげました。水槽内でも浮き上がることも無く低床をモフモフして元気に泳いでいます。コリドラス用のペレットタイプのエサもコリドラス・パンダとこのように元気よく食べることが出来るようになりました。
最後に…まとめ
生体の異常の早期発見と対応により塩浴のみで回復することが出来ました。転覆病は再発の可能性が高いため日頃の監視を注意深く行い対応してあげたいと思います。塩浴の際は別容器で完全隔離をお勧めします。水草水槽に塩を入れると水草に負担をかけ枯れてしまう事がありますので注意が必要です。
この内容に関しての動画も配信しています。良かったらご覧ください。
【転覆病】コリドラス・ステルバイ塩浴との闘い!!たった0.5%の岩塩を投入するだけで…
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたにとって素敵なアクアライフを…
それでは
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