彼岸──帰省とお墓参りの季節

「この時期になると、なんとなく実家に帰りたくなる」
そんな気持ち、ありませんか?
春の彼岸前後は、空気が少し柔らかくなり、心も自然と故郷へ向かうように動き出す。私もその“あるある”に背中を押されるようにして、今日は久しぶりに実家へ帰りました。
道の駅の仏花と懐かしい空気

母と車に乗り込み、近くの道の駅で仏花を購入。季節の花が並ぶ中で、少し大ぶりの仏花を選びました。

お墓へ向かう途中、景色の一つひとつが数年前の記憶を呼び起こします。長らく来ていなかったお墓の前で手を合わせると、懐かしさと少しの申し訳なさが入り混じった気持ちが胸に広がりました。

「ご先祖さま、しばらくご無沙汰してすみません」そんな言葉が自然に心の中でこぼれます。
父の病室にて… 少し元気な笑顔

お参りの後は、父の入院先の病院へ。腰の骨折でしばらく入院していますが、以前より顔色も良く、少し冗談を言う余裕も出ていました。
病室にはゆっくりとした時間が流れていて、その中で「元気になって退院できますように」と願う気持ちが強くなります。
父の笑顔を見た瞬間、家族のあたたかさと日常のありがたみが、改めて身に沁みました。
帰り道で感じた美しさと静けさ

夜になり、阪神高速湾岸線を使って帰路へ。堺市周辺の工場地帯の光が夜空に輝き、まるで摩天楼のよう。
一日の出来事を思い返しながら走る車の中で、“見慣れた夜景”が少し違って見えました。慌ただしい日々の中で、こうした静かな美しさに触れる時間が、自分を落ち着かせてくれるのかもしれません。
帰る場所のありがたさ
お墓参りも、お見舞いも、どちらも「帰る場所」があるからこそできること。
日常の中で忘れがちな絆や感謝を、こうした機会に再確認できるのだと感じました。
そして、読んでくださるあなたにも、帰る場所や思いを寄せる人がいるのではないでしょうか。
日常の中で、ほんの少し足を止めて「帰る」ということを考えてみると、きっと心に静かな光が灯る。そんな一日でした。